日本イスラエル外交関係樹立60周年記念事業の一環として、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎をイスラエルで初めて総合的に紹介する企画が、「死海文書」所蔵等で知られるイスラエル博物館(エルサレム)で開催され、同館所蔵の浮世絵・役者絵展の開催と共に歌舞伎衣裳の展示が行われました。
このイスラエル博物館所蔵の浮世絵・役者絵展示(テーマ:女形)にあたり、代表的な女形歌舞伎衣裳の展示について国際交流基金から協力依頼を受けて、株式会社三越伊勢丹が所蔵する歌舞伎衣裳約350点の中から以下の演目衣裳6点を貸し出し、展示協力いたしました。
また、7月17日(火)には駐イスラエル日本国・佐藤英夫大使とイスラエル博物館ジェームス・スナイダー館長による公式開会式に続いて、イスラエル博物館スパータス・ギャラリーを会場として来賓をお招きしたレセプションが行われたのち、招待客内覧会も開催されました。
一般展示は、11月10日まで行われ、会期中351,194人の来場者にご覧いただきました。歌舞伎衣裳と所蔵作品の展示の相乗効果で日本の美意識か印象付けられ、感嘆の声と数多く賛辞が寄せられたばかりでなく、衣桁(いこう)に架けられた展示衣裳をもっと見たいといったご要望の声も記帳用ノートに寄せられました。
衣裳と所蔵作品の展示のようす
【出品作品】※3点ずつ(前期と後期に分けて)展示。
【株式会社三越伊勢丹所蔵の歌舞伎衣裳の紹介について】
三越呉服店では1907(明治40)年から1952(昭和27)年まで歌舞伎公演の貸衣裳業を展開していたことから、主に昭和初期の歌舞伎衣裳約350点を保存しています。当時、数多くの歌舞伎役者に三越呉服店の衣裳をご贔屓いただいたこともあり、中には当時の名優が着用した衣裳も含まれます。今回は所蔵する衣裳の中で浮世絵で描かれている女性をイメージした衣裳6点(上記)を、日本イスラエル外交樹立60年の記念として、出品協力いたしました。
2012年8月29日(水)より、(株)三越伊勢丹の首都圏の基幹店3店舗(伊勢丹新宿本店、日本橋三越本店、銀座三越)にて、秋のファッションキャンペーンである“彩り祭/いろどり祭キャンペーン”に連動して、キノコをテーマとした森林保全チャリティの<キノコストラップチャリティキャンペーン>を実施いたしました。
3店舗でキノコストラップのガチャポン販売(1回200円)を行い、合計23,549個のガチャポン販売にご協力いただきました結果、総額2,354,900円(寄付分1個100円で23,549個分)となり、一般社団法人フォレストック協会を通じて、宮城県刈田郡七ヶ宿の森の整備保全のために総額を寄付させていただきました。皆さまの暖かいご協力誠にありがとうございました。
第1回 2011年度 彩り祭 (伊勢丹新宿本店他全国計15店舗)
ベアブリック(ヤマネ&モリアオガエル)のチャリティ販売
寄付金 5,488,300円
第2回 2012年度 彩り祭 (伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)
キノコストラップの チャリティ販売
寄付金 2,354,900円
伊勢丹新宿本店本館1階タクシー乗り場で、9月1日(土)からカーボンオフセットの取り組みがスタートしました。
「環境にやさしいタクシーのりば」の様子
エコタクシー壁面の表示
国際自動車㈱の「kmタクシー」と協力したこの取り組みは、お客さまが「環境にやさしいタクシーのりば」から㎞タクシーをご利用の際に、初乗り2km相当分のCO2約580gを(※)オフセット(排出権の購入によって削減)して地球環境保護に貢献するものです。三越伊勢丹グループのCSR活動である環境負荷低減改善の取り組みの一環として、CO2換算で年間58トンのオフセットを見込んでいます。
(※)このカーボンオフセットは、インドのタミルナドゥ風力発電プロジェクト(国連番号0991)におけるクリーン開発メカニズム(CDM)によって創出された国連認証のCERクレジットを使用しています。 また、本件のカーボンオフセットの取り組みは、公益法人交通エコロジー・モビリティ財団が運営するカーボンオフセット支援システムを活用しており、モデル事業として一部支援を受けて実施しております。 交通エコロジーモビリティ財団 |
また、同タクシー乗り場では、8月1日(水)から乗り入れタクシーを㎞タクシー1社とする、首都圏百貨店初の指定会社専用タクシー乗り場となっています。これによって本館パーキング前や本店周辺道路の混雑の緩和が見込まれるほか、㎞タクシーの質の高い接客サービスをご提供できるなど、お客さまへのサービス向上にもつながります。
三越伊勢丹が行う“アートを通じて復興支援を継続的に行う社会貢献事業” KISS THE HEART #1 東日本復興支援アート&チャリティプログラム において「こども芸術の家プロジェクト」に参加アーティストによる21作品の オークション落札額303万を消費税を除いて寄付いたしました。
来たる8月3日(金)~5日(日)の3日間、本年度の「こども芸術の家プロジェクト」 のメインイベント“キッズ・アート・キャンプ”が南相馬市出身の家族46名(内こども29名) を東北芸術工科大学(山形県山形市)のキャンパスに招いて、開催されました。
“こどもたち、父母の方々、そして学生たちが世代や地域をこえた協同を学びあう”をテーマにキャンプでは全ての家族が、50名以上の東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科学生のボランティアでの参加とともに、ウクライナ民話「てぶくろ」を題材に、ダンス、ファッション音楽、舞台美術のワークショップをそれぞれの分野で活躍する クリエーターの皆さまの指導のもとワークショップ形式で取り組み、その集大成として最終日に観客を迎えて[東北芸術工科大学 こども劇場]にて「新訳“てぶくろ”」 の上演を行いました。
今後も「こども芸術の家プロジェクト」では、これ以外にも年間を通して様々なアートを用いた復興支援によって、より多くのこどもたちの芸術する心(想像力と創造力)を育む ために継続した活動が行われます。
2012キッズアートキャンプ-1
2012キッズアートキャンプ-2
昨年4月21日に、元キャンディーズの「スーちゃん」の愛称で親しまれた女優・田中好子さんが55歳でこの世を去りました。
生前、彼女は病魔と闘いながら東日本大震災で被災された方々を案じて社会への恩返しをしたいと考えていました。三越日本橋本店では彼女の遺志を受け大震災支援チャリティとして展覧会を以下の通り開催いたしました。
三越日本橋本店屋上お別れ会の献花
新館7階ギャラリーに展示された衣裳
あしなが東北レインボーハウス建設募金とは
東日本大震災・津波で親を失った子供たちのケアを、日常的、長期的に行なうことを目的としたレインボーハウス建設のための募金です。
「元気な未来を広告から」をコンセプトに、日本を代表するアーティストたちが東日本震災後の日本を元気づけ、未来に向けての希望を表現した「元気な日本がよみがえるチャリティ広告展」を開催しました。
日本繁昌大展覧会 チャリティ広告展 結果
チャリティ募金およびチャリティグッズの収益金は、すべてあしなが東北レインボーハウス建設募金に寄付させていただきました。
あしなが東北レインボーハウス建設募金とは
東日本大震災・津波で親を失った子供たちのケアを、日常的、長期的に行なうことを目的としたレインボーハウス建設のための募金です。日本繁昌の千社札:豪徳寺ご祈祷
被災地へのメッセージをご祈祷・ご奉納
東日本大震災から1年となる3月10日と3月11日の2日間、三越伊勢丹グループ基幹店舗である伊勢丹新宿、三越日本橋本店、三越銀座店に、東日本復興支援のチャリティカウンターを設置しました。
チャリティ募金にご協力いただいたご来店のお客さまに希望・前進などを花言葉にもつ「ガーベラ」の花と招き猫伝説で知られる世田谷の豪徳寺にてご祈祷いただいた日本繁昌オリジナル千社札、三越伊勢丹オリジナルメッセージカードをお渡ししました。メッセージカードには、被災地へのメッセージをご記入いただき、会期終了後豪徳寺にてご祈祷、ご奉納いただく一方、ご賛同いただいたチャリティ金は、あしなが育英会「あしなが東北レインボーハウス建設基金」へ全額寄付いたしました。
東日本復興支援チャリティキャンペーン結果
あしなが東北レインボーハウス建設募金に寄付させていただきました。
あしなが東北レインボーハウス建設募金とは
東日本大震災・津波で親を失った子供たちのケアを、日常的、長期的に行なうことを目的としたレインボーハウス建設のための募金です。2011年12月7日(水)から全国の三越伊勢丹グループ・協力店計32店舗にて開催いたしました6年目となるクリスマス恒例のベアサンタのストラップのチャリティ販売は、全国の皆さまから計14万6,488個のご協力をいただき、総計14,648,800円がグリーンサンタ基金を通じて、東日本大震災被災地の子どもたちへの机やいすなどの国産木材製品の寄贈に役立てられます。
2012年度 グリーンサンタ基金 国産材製品の主な寄贈先
皆さまの暖かいご協力誠にありがとうございました。
KISS THE HEARTは、アートを通じて、復興支援を継続的に行なうチャリティプログラムです。東京の新鋭アーティスト作品を2月1日から2月28日の間、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、3店の合計21ショーウインドウに展示。作品のテーマは、「イマジネーションの力」。2/11(土)には、それぞれの店舗のホームページから、事前に応募いただいた38名のお客さまに三越グランドクルーザーでのバスツアーに参加いただき、各ウインドウ展示作品をナビゲート(紹介)し、鑑賞していただきました。
また、このアート&チャリティにより、東日本大震災被災地のこどもたちの芸術面での成長を支援する活動も、チャリティオークションを通じて行なってまいります。本プログラムにて、参加アーティストの21作品をチャリティオークションにて販売し、その落札額(※消費税はのぞく)を東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が共同事業として行なう、被災地の子どもたちが芸術する心を育むためのアートプログラム“こども芸術の家プロジェクト”に寄付させていただきました。
チャリティオークション【実施概要】
落札額全額(消費税をのぞく)は寄付金として“こども芸術の家プロジェクト”に役立てられます。
こども芸術の家プロジェクトとは
スローガン ~こどもこそ未来~
東日本大震災及び原発事故の被災地のこどもたちが、次代を担う大人になっていくことを願い、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学で開発するこども芸術の家プロジェクトは、芸術する心(想像力と創造力)を育むプログラムを今後10年間にわたり提供していく両大学の共同事業です。2011年3月11日の東日本大震災により営業を休止していた三越石巻は、地元行政やお客さまからの強いご要望にお応えし、一日も早くオープンできるようさまざまな方々のご協力をいただきながら、準備を進めてまいりました。
石巻地区の復興支援の一助として、昨年11月15日に石巻駅前ビル「エスタ」にて臨時店舗で営業を再開しました。そして、3月8日に石巻立町に移転し、新規オープンしました。当日は、開店前に約200人のお客さまにお並びいただき、開店時間を早めるなど、活気のあふれる一日になりました。お客さまからは、「開店して嬉しい」「三越なら安心だと思ってギフト用品を買いに来ました。これからも来ます」など応援の声をいただきました。
三越石巻では、お客さま一人ひとりと向きあってご要望にお応してまいります。そして、お客さまの未来が明るく元気になり、一日でも早く復興できるよう、スタッフ全員が、お客さまの声を生かした品揃えをして、ご満足いただけるよう取り組んでまいります。
三越石巻
〒986-0824 宮城県石巻市立町二丁目6-20 198.8㎡
営業時間 10:00-18:00 日曜定休
(7月、12月を除く、12/31.1/1は年末年頭休業)
仙台三越従業員有志によるボランティア活動報告
仙台三越では、3月1日を「震災を忘れない日」として店舗休業日とし、従業員有志によるボランティア活動を実施。社員・パートナースタッフ約180人が参加し、貸切バスで石巻市にお伺いしました。
仙台三越従業員有志メンバー
仙台三越の180余名のボランティア活動では、3月8日(木)に三越石巻が新規オープンする立町商店街を中心に、挨拶回りや商店街の清掃、石巻市の花であるツツジのプランター100鉢の設置を行って、立町商店街を明るく華やかに彩りました。商店街の方からは、「花が咲くのを楽しみにしています」とのお声もいただきました。
また、石巻市内の幼稚園へ<グランパパ>の玩具を寄贈するために訪問。さまざまな使い方のレクチャーをとおしての園児の皆さまとのふれあいや、楽しい時間をともに過ごしたことは、大切な思い出のひとつとなりました。これからもお子さまの喜びを私たちの喜びとして一つひとつ、日々の積み重ねを大切に、向きあってまいります。