2015年4月からフロン排出抑制法が全面施行され、第一種特定製品(業務用冷凍・冷蔵・空調機器)の所有者・管理者に、使用中の機器を整備・点検・記録すること、法人単位で一定量を超えたフロン漏えいがあった場合、国に報告することが義務付けられました。
三越伊勢丹グループでは、2015年度より(1)使用機器の把握、台帳の作成 (2)簡易点検(3カ月に1回以上)と定期点検の実施、結果の記録・保管 (3)フロン漏えいの場合、修繕、充填、証明書の保管 (4)保有量・漏えい量の集計・報告 (5)機器廃棄の際のフロン類回収を実施しています。
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
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フロン漏えい量 (t-CO2) |
4,235 | 4,846 | 3,104 | 3,584 | 3,614 |
アスベストが残る既存建物については、適切に封じ込めを行い、定期的に環境調査を行い問題ないことを確認しています。またリモデル時等に随時、除去対応を行っています。
名古屋三越栄店 大型トランス
写真2
三越伊勢丹グループは、「PCB特別措置法」に基づき、PCB(ポリ塩化ビフェニル)が絶縁材料として使用されていたPCB含有産業廃棄物(PCBを含む変圧器、蛍光灯用安定器等)の処分を進めています。
2019年度は、中間貯蔵・環境安全事業(株)(JESCO)他の協力を得て、新宿本店の変圧器の処分、札幌丸井三越で処分に向けた準備を行いました。
これまで14.3億円をかけて処分を進めてきており、PCBの廃棄物の保有は新宿本店はじめ3地域事業会社のみとなりました。引き続き積極的に処分を進めていきます。